ろう・難聴教育研究会の当面の課題

 

TC研は、「利用可能な全ての手段を使って100%のコミュニケーションの実現を目指す」トータルコミュニケーションの理念を指針として、口話主義の考え方が支配的な日本のろう教育の変革をめざし「ろう教育に手話を」の活動を続けてきました。

名称が「ろう・難聴教育研究会」に変わりましたが、「変革を求め続ける基本的な姿勢」に変わりはありません。これまでも「変革」を求める思いに支えられてきたがゆえに研究や実践は、最先端の情報収集に基づき柔軟に工夫し、行なってきました。当研究会の会名変更は、ろう・難聴教育の変化、それを取り巻く状況の変化により生じている現実の課題に対応した活動を行なっていくためのものです。

当研究会の当面の課題を以下のように考えています。

 健聴の親の家庭とろう者家庭の違い、子供の実態とそれに応じた親の願いの違い、人工内耳により聴覚口話法の発展をめざす考えとろう児の第一言語を日本手話とするバイリンガル教育を推進する考え、個々の子供の実態に応じた指導を行なうために聴覚活用や手話コミュニケーションの理論と技術の研修が求められるにもかかわらず強制異動で専門性向上の機会さえ奪われてしまいかねない中で、手話言語力とともに日本語言語力や学力向上の成果をも求められる現場教員の苦悩、こうした現状を理解し、この現状を打破する様々な立場の人々の連帯・協力関係を築いていくことが重要です。

  時代の変化に合わせ「変革」という大目標に向かって当研究会は活動の活性化を図ります。今後ともよろしくご理解ご支援いただきますよう重ねてお願いいたします。

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