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第11回日本手話教育研究大会のご案内

来る7月2日、第11回日本手話教育研究大会を開催致します。
手話および手話指導に携わっている方、指導にお悩みの方、手話に興味をお持ちの方、きっと得ることが多い大会になると思います。
お友達、お知り合いをお誘いあわせの上、ぜひご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。

第11回日本手話教育研究大会(第2報)

内容:手話指導の実践や指導成果の報告・発表・討論

日時:2011年7月2日(土)10時00分~16時30分
(9時20分より受付)

会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(センター棟417号室)
最寄り駅:小田急線参宮橋駅から徒歩8分

大会参加費
会員・サポーター:2,000円/一般:4,000円/学生:2,000円
事前に申込み受付けを開始します。
なお、参加費は当日、受付にてお支払いください。
※当日はNPO法人手話教師センター会員証及びサポーター証、学生証を忘れずにお持ちになり、受付でご提示ください。
(会員証、学生証の提示がない場合は、一般参加費(4,000円)を頂くことになりますのでご注意ください)
※昼食は各自ご用意下さい。

使用言語:大会における公用語は日本手話のみとなります。
手話通訳は付きませんのでご了承ください。

プログラム
基調講演
「手話言語の研究の進め方 ―手話指導と手話言語学の連携―」
独立行政法人産業技術総合研究所 主任研究員
日本手話学会副会長 末森明夫氏

私は長らく蛋白質を材料とする分子進化工学に関わってきたものの,手話言語学に関してはまったくの門外漢であった.しかし手話言語学のアマチュア研究にも関わりたいと考え,2009年12月より手話言語学の勉強を始めた.手話言語学の勉強および手話言語学界の人たちとの交流は,新鮮な驚きに満ちたものであり,聾共同体と手話言語学の関係についても,多くの示唆を与えてくれた.この「省察」を語ることにより,「手話言語学をどのように聾者たちに語り,手話言語学に関わる聾者たちをどのように増やしていくのか」という課題を皆さんと共に考えていきたいと思う

プロフィール
独立行政法人産業技術総合研究所(旧通産省生命工学技術研究所)で分子進化工学に従事
2009年12月より手話言語学のアマチュア研究を開始

研究発表(順不同)
『CLの掌の向きについての考察』
海野和子
手話学習者はCLの表出において掌の向きに困惑する。一方、手話母語者であるろう者は適切な掌の向きを無意識に判断して表出している。本発表では、手話母語者が慣習的に表出しているCLの掌の向きについて考察する。

『手話構文の文法化について ~A/わかる/B、A/よい/B~』
數見陽子
手話学習者は学習過程において、文法化されている手話構文の使い分けが難しく、適切な場面で表出されないことがある。しかしろう者の場合、慣例的に場面に応じた構文を判断し表出できる。
本発表では、手話構文「A/わかる/B」と「A/よい/B」の適切な使い分けについて考察する。
また、両方どちらでも使用できる例と片方でのみ使用できる例を明確にすることで、手話学習者が手話構文の理解を深める一助としたい。

『NAの基本原理の解明とインタラクション能力』
川島清
ナチュラルアプローチ(NA)の目標は伝達技能を身につけることであり、そのためにインタラクションは重要な働きをもつ。
・理解は発話に先行する。
・発話は自然に表出する。
・習得活動が中心である。
・情意フィルターを低くする。
以上のことを踏まえ、指導者のインタラクション能力を向上させる方法について分析した。またこれは第2言語習得理論を示唆するものであり、今回はインタラクションと第2言語習得理論の関連性についての考察も含め発表する。

『CL構文のエラー表出に関する考察』
高橋喜美重
手話学習者にとって自然なCL表現は難しく、「手型」「位置」「動き」がろう者の表現とは異なることがある。
今回は手話学習者が表す手話語彙〈たくさん〉〈多い〉〈いっぱい〉の意味を含むCL構文でのエラーを取りあげた。
このCL構文の「位置」「動き」に注目し、手話学習者のエラーからCL表現が困難な理由を明確化させ、日本手話の習得段階に合わせた適切な指導方法を考察する。

『手話学習者に日本手話で理解させる指導法 ~手話教師が心がけること~』
塚原和俊
手話学習者に第二言語の日本手話を習得させるために、ナチュラルアプローチ教授法で指導をおこなっている。その指導は日本手話だけでおこなわれるにもかかわらず、手話学習者は日本語に翻訳して理解をしてしまう。それらの例を採り上げ、手話学習者に日本手話のままで理解させる指導法を考察し、さらには手話教師が心がけることも含め発表する。

『学生のモチベーションを高めるために ~大学における手話授業~』
福光あずさ
現在、大学の教養課程で日本手話を第2外国語として学べる大学が増えている。しかし、その学習環境は行政の手話講習会や民間の手話講座と比べて授業時間数が少ないだけではなく、履修する学生の目的意識や態度も様々である。そのような授業においては、初回の講義を通して言語と深く関わりあう文化を理解させることが重要である。大学における手話授業を通し学生の姿から見えてきたものをふまえて、学生のモチベーションを高めるために講師が導入すべき内容を発表する。

懇親会について
研究大会終了後に懇親会を予定しております。
皆様のご参加をお待ちしております。
下記の事前申込サイトからお申し込みください。
なお、参加費は当日、受付にてお支払いください。
(懇親会だけの申込はご遠慮ください)

会費:3,500円

大会・懇親会の事前申込についてこちらのサイトからお申し込みください。
http://kokucheese.com/event/index/11463/

大会に関するお問い合わせ
japansignlanguage_11@yahoo.co.jp

実行委員長:小薗江聡
スタッフ:新 綾、小倉友紀子、川端伸哉、黒田栄光、原千夏、森田明
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