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「美術と手話を考える会議」参加者募集のご案内

「美術(館)」と「手話(ろう者)」を取り巻く環境は脆弱で未整備です。
たとえば、美術に詳しい手話通訳士が少ないだけでなく、美術の専門用語をあらわす手話はほとんどなく、多くは指文字で表現するか、ろう者にとってわかりづらい手話で表現されているのが現状です。
一方、美術館や美術鑑賞におけるろう者のニーズは、他の障害のある人とくらべて、明確になっていないのも事実です。
そこで、私たちは、「美術」「美術館」「手話」「ろう者」というキーワードに関心を持たれる方にお集まりいただき、いろいろな意見を集めてみることにしました。
まずは、ろう者と美術(館)を取り巻く環境の、現状や課題、ニーズを知ることからはじめてみたいと思います。
たとえば、ろう者同士で美術についてディスカッションすることで、美術に関する手話そのものの構築をはじめようというアイデアが生まれるかもしれません。
また、美術館における新しいプログラムの誕生につがなるかもしれません。

このキーワードにご興味をお持ちの方ならどなたでもご参加いただけます。
みなさまのご参加をお待ちしています。

日にち:2011年2月28日(月)
時間:19:00~21:00

会場:エイブルアート・スタジオ
東京都千代田区外神田6-11-14
アーツ千代田3331 B111(地下1階)

参加費:無料

お申し込み方法:以下の項目を明記してメールでお申し込みください。
1)お名前
2)所属
3)連絡先メールアドレス、または電話番号
4)ろう者/聴者の別
5)情報を何で知りましたか?
6)ご参加にあたってのメッセージがあればお書きください。
定員になり次第締め切らせていただきます。

お申し込み・お問い合わせ先:
エイブル・アート・ジャパン
info@ableart.org
TEL.03-5812-4622
FAX.03-5812-4630

呼びかけ人
西岡克浩(株式会社丹青社UD研究会/ろう者)
佐藤譲二(画家/ろう者)
太田好泰(エイブル・アート・ジャパン事務局長/聴者)

呼びかけ人からのメッセージ
ユーザー参加型のデザイン手法、インクルーシブデザインが普及しつつある今、美術の手話を研究・創作していく必要性を強く感じています。美術館UD(ユニバーサルデザイン)のソフト面の充実化を図るためにも、ろう者をはじめ、美術に関わり、手話に興味がある様々な人たちを巻き込んで、一緒になって考えて作り上げていく機会を設けることで、新たな物事を生み出すきっかけ作りにもなると考えています。西岡克浩(丹青社UD研究会)

現今の美術館では、展示の関連企画として手話ガイドや手話通訳付きの講演、ワークショップが目につくようになり、以前の状況からすれば、ろう者(聴覚障害者)にとって美術館が身近な存在になってきているように思えます。しかし、手話を自分の言葉として使っているろう者の大半は、周りに聴者がいるだけの言語的には孤立した状況であり、手話で美術の話をする機会や場は皆無に等しいのが現状です。
このように美術館による手話通訳の需要と美術のなかのろう者を取り巻く環境のギャップが生じています。美術に関わりのあるろう者が社会に向けて能動的になってこそ、本質的な美術と手話の関係が生まれてくるのではないかと私は考えています。佐藤譲二(画家)

エイブル・アート・ジャパンでは、視覚に障害のある人と晴眼者が言葉で絵を鑑賞する市民グループ「ミュージアム・アクセスグループMAR」の運営や、調査研究事業「アクセシブル・ミュージアム」の実施、横浜市民ギャラリーあざみ野での「みんなの美術館プロジェクト」など、美術や美術館へのアクセスについての取り組みを重ねてきました。今回の取り組みから何が生まれるか、とても楽しみです。太田好泰(エイブル・アート・ジャパン事務局長)
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